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トローチは「のんではいけません」。

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One reaction at a time. Picking another replaces it.

今週、風邪を引いた。

職場の徒歩圏内から横浜へ引っ越し、電車通勤を始めてもう 10 か月になる。その間に 2 回風邪を引いている。電車で不特定多数の人と乗り合わせるようになったせいだろう。通勤時はマスクをする習慣をつけたほうが良いかもしれないな。

それはそうと、今回の風邪でクリニックにかかり、調剤薬局で薬袋を 6 つももらった。その場では普通に受け取ったのだが、袋の文字が少し引っかかった。薬局を出たところで、もう一度袋を見る。

2 つの袋に赤い字で「外用薬」と刷ってあり、その下に括弧で「のんではいけません」と添えてある。片方には「体幹に塗布」とあって、塗り薬が入っている。もう片方の中身は SP トローチで、こちらには「1 日 6 回 口内で溶かす」と印字してあった。

ほかの薬とは袋を分けてあるのだから、手違いで外用薬の袋に入れたとは考えにくい。口に入れる薬なのに、外用薬。

自分は外用薬と聞くと、塗り薬や湿布を思い浮かべる。隣の袋の塗り薬は、まさにそれだ。トローチが湿布の仲間だとは思ってもみなかった。

SP トローチを作っている Meiji Seika ファルマの患者向け説明書にも、「外用剤」と書いてある。口やのどの細菌を殺す薬で、口の中に含んで唾液で溶かす。説明書は続けて「かみくだいたり、飲みこんだりしないでください」と念を押している。

それで合点がいった。塗り薬を体幹に塗るように、トローチはなめてのどに塗る。飲み込んで体の中から効かせる内服薬とは、効く場所が違う。言わば、のどの塗り薬である。

余談だが、愛知県薬剤師会の説明によれば、トローチの真ん中の穴は窒息を防ぐために空けてあるそうだ。トローチ 1 つでも、意外な分類や設計の意図を知るのは楽しい。これで、風邪を引いたぶんの元は取れたことにしよう。

One reaction at a time. Picking another replaces it.

About the author

吉田 周平 (Shuhei YOSHIDA)

自由ソフトウェア主義者ワナビ。 ラップトップと、おいしいごはんがあって、 あとは大切な人たちがいればだいたい幸せ。

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