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title: トローチは「のんではいけません」。
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publishedOn: 2026-09-18
lastModifiedOn: 2026-09-18
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今週、風邪を引いた。

職場の徒歩圏内から横浜へ引っ越し、電車通勤を始めてもう 10 か月になる。
その間に 2 回風邪を引いている。
電車で不特定多数の人と乗り合わせるようになったせいだろう。
通勤時はマスクをする習慣をつけたほうが良いかもしれないな。

それはそうと、今回の風邪でクリニックにかかり、調剤薬局で薬袋を 6 つももらった。
その場では普通に受け取ったのだが、袋の文字が少し引っかかった。
薬局を出たところで、もう一度袋を見る。

2 つの袋に赤い字で「外用薬」と刷ってあり、その下に括弧で「のんではいけません」と添えてある。
片方には「体幹に塗布」とあって、塗り薬が入っている。
もう片方の中身は SP トローチで、こちらには「1 日 6 回 口内で溶かす」と印字してあった。

![薬袋が 4 つ重なっている。奥の 2 つには青い字で「内用薬」、手前の 2 つには赤い字で「外用薬 (のんではいけません)」と刷ってある。手前の左の袋には「体幹に塗布」、右の袋には「1 日 6 回 口内で溶かす」と SP トローチの名前が印字されている](./medicine-bags.webp)

ほかの薬とは袋を分けてあるのだから、手違いで外用薬の袋に入れたとは考えにくい。
口に入れる薬なのに、外用薬。

自分は外用薬と聞くと、塗り薬や湿布を思い浮かべる。
隣の袋の塗り薬は、まさにそれだ。
トローチが湿布の仲間だとは思ってもみなかった。

SP トローチを作っている Meiji Seika ファルマの[患者向け説明書](https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=16312)にも、「外用剤」と書いてある。
口やのどの細菌を殺す薬で、口の中に含んで唾液で溶かす。
説明書は続けて「かみくだいたり、飲みこんだりしないでください」と念を押している。

それで合点がいった。
塗り薬を体幹に塗るように、トローチはなめてのどに塗る。
飲み込んで体の中から効かせる内服薬とは、効く場所が違う。
言わば、のどの塗り薬である。

余談だが、[愛知県薬剤師会の説明](https://www.apha.jp/medicine_room/entry-3505.html)によれば、トローチの真ん中の穴は窒息を防ぐために空けてあるそうだ。
トローチ 1 つでも、意外な分類や設計の意図を知るのは楽しい。
これで、風邪を引いたぶんの元は取れたことにしよう。
