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title: 洗濯表示は守ったほうが良い。特に乾燥機。
tags: [日記, 生活]
imageUrl: ./cover.webp
publishedOn: 2026-09-01
lastModifiedOn: 2026-09-01
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ユニクロの感動ジャケットを 2 着、一か月でシワシワにした。
毎日着て、毎日洗って、毎日乾かした。
それだけである。
最後の一つが余計だった。

## 洗濯表示は見ていない

洗濯表示[^ginetex]を見ているだろうか。
自分は見ていない。
見ても守れないので、自分にとって情報量は皆無だ。

消費者庁の説明では、正方形に内接する円がタンブル乾燥処理を表し、重ねた × が禁止を表す[^caa]。
乾燥機に入れるな、ということだ。

![洗濯タグに並んだ記号。左から、液温 30 ℃ までの非常に弱い洗濯、酸素系漂白剤のみ可、タンブル乾燥禁止、つり干し、低温でのアイロン、石油系溶剤でのドライクリーニング可](./care-label.webp)

左から 3 つ目が、その × 付きである。

記号の意味は知っている。
知っていてなお、守る気が無かったのだ。

## 出勤している間に回すので、乾燥の途中で取り出せない

言い訳をさせてほしい。

洗濯機を回すのは、家を出る前である。
洗濯から乾燥まで通しでかけておけば、帰ってきたときには乾いている。
この動線に「乾燥が始まる前にいくつか抜く」という手順は入らない。
その時刻、自分は会社にいて、洗濯機は家にある。

仮に在宅していたとして、洗濯槽へ手を突っ込んで、濡れた衣類の山から乾燥機禁止のものだけを選り分けるかというと、やらない。
絶対にやりたくない。

だから、乾燥機にかけると熱で発火するおそれがあるだとか、明らかな危険がない限りは全部ぶち込んできた。
これで困ったことはなかった。

## 感動ジャケットを 2 着買って、毎日交互に着た

今年の夏、ユニクロの感動ジャケットにお熱である。
安いし、涼しい。
長袖なので日焼けも防げるし、そこそこフォーマルにも見える。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E468671-000/00?colorDisplayCode=05

メンズの感動ジャケット/チドリを 2 着。1 着 6,990 円だった。
13,980 円ぶんを交互に着て、この夏はほとんど毎日袖を通していた。
着たら洗う。
洗ったら乾かす。
乾燥機で。

## ポケットが上に引きつれ、引っ張ってもアイロンでも戻らない

一か月ほど経って、ポケットのまわりにシワが寄っているのに気づいた。
ポケットの口が上へ引っ張られ、そこから放射状に生地が寄っている。
記憶を頼りに、妻に描いてもらった。
こんな感じである。

![妻が記憶を頼りに描いた、シワシワになった感動ジャケットの線画。前を開いた状態で、左右の腰ポケットの下から裾にかけて布が寄っている](./wrinkled-jacket.webp)

最初は中で糸が引っかかっているのだと思った。
裏で突っ張っているだけなら、引けば伸びるはずだ。
両手で持って、強く引っ張った。
シワは直らない。

そのころには、自分でもさすがにシワがひどいなと思っていた。
自分よりもよほど審美眼のある妻には、さぞ見ていられなかったことだろう。
見かねて、アイロンをかけてくれた。
熱と蒸気を当てれば戻ると、二人とも思っていた。
伸びない。

もう 1 着を見たら、同じところが同じように寄っていた。
2 着とも、ポケットのまわりだけシワシワである。
交互に着て交互に乾燥機へ入れたのだから、当然といえば当然だった。
再現性がある。
うれしくない。

## タグには「乾燥機不可」と書いてある

ここで初めてタグを読んだ。

ユニクロの商品ページにも書いてあった。
取扱いは「洗濯機可・ネット使用, ドライクリーニング可, 乾燥機不可」。
売っている本人が、乾燥機に入れるなと書いている。
組成は、表地がポリエステルと複合繊維 (ポリエステル)、裏地がポリエステル 100%。
ポケット布まで、胸と内側と脇に分けて書いてある。
そこまで並んでいて、どれもポリエステルだ。
素材の名前を見比べても、何が起きたのかは決まらない。

分かっているのは、ポケットの口だけが上へ寄ったことと、引っ張ってもアイロンをかけても戻らなかったことである。
袋布か、口に入っている芯地か、縫い糸か、どれが縮んだのかは確かめていない。
2 着とも捨ててしまったので、もう分解できない。

確かなことも 1 つある。
タグは買った日から付いていた。

## 水曜と土曜に洗って、浴室で乾かす

買い替えた。今度は 1 着だけ買った。

「乾燥機を使うのをやめればいいだけでは」「そもそもタグくらい読め」「感動ジャケットくらい消耗品だと思え」

どれもそのとおりだ。
ただ 1 つ目は、生活のほうが受け付けなかった。
そこで、着る日と洗う日を先に決めた。

月曜と火曜に着て、水曜に洗う。
木曜と金曜に着て、土曜に洗う。
その 1 着を、そうやって回している。
水曜と土曜は、洗濯後タンブル乾燥ではなく、浴室乾燥に回している。
水曜はリモートワークなので家にいるし、土曜も家にいる。
干す手間を払える日が、もともとその 2 日だった。
それ以外の洗濯物は、今までどおり全部ぶち込む。

浴室乾燥はつり干しにあたる。
タグに並んでいた 4 つ目の記号が、それである。

これまで、洗濯表示は大げさなことを言っていると思っていた。
味噌汁を沸騰させるのを躊躇するような、あるいは USB メモリを「ハードウェアの安全な取り外し」で外すような、丁寧な暮らしをしている人々にしか関係のないことだと思ってきた。
しかし、どうやら洗濯表示には一定の意味があるらしいということを今回身をもって体感した。

これからも洗濯表示を守ることはないだろう。
けれども、この感動ジャケットや妻のニットくらいは、表示を守って洗おうかな。

[^caa]: 消費者庁「洗濯表示 (令和 6 年 8 月 20 日以降)」
    <https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_02.html>

[^ginetex]: タンブル乾燥禁止のマークは国際規格のものだが、これは私的団体の登録商標であり、
    例えば日本国内では洗濯タグ以外での使用が許諾されていないらしい
    <https://www.kaken.or.jp/foundation/business/ginetex>。
    国際規格としてそれはどうなんだとは思うが、ひとまずこの記事では洗濯タグの写真で
    記号を引用する形でお茶を濁しておいた。
